労働時間の管理は会社です。でも、まずは自己管理でしょ? [労務管理]

法律上の建前で言えば、労働時間の管理は会社です。

でも、基本は自己管理ですよ。

出勤、退勤時間はもとより、休憩時間の開始と終了の時間も然りです。

「あっ、もうこんな時間!」と時間オーバーしてから動き出すようでは時間管理もさることながら、仕事のスケジュール管理もできていません。

こういう人は同僚や取引先の時間も侵害していることに気がついていません。

定時に行動を興すために、時間を逆算して動いているかが肝要です。

いずれにしても、会社の労働時間管理とは、単に残業時間をコントロールすることではなく、労働者が自分の労働時間を自己管理できているか監督することだと思いますね。

失業対策は国の責任ですが、本人の労働意欲も重要です。 [新聞解説]

憲法で勤労の義務を謳っている以上、失業者を出さない政策を国が行うのは当然の事ですね。

しかしながら、昨今の就職、退職を繰り返す方に共通して見られるのは、社会ルールの欠落です。

謝る、挨拶する、感謝する、目上の人や年上の人は敬う・立てるといった基本的なことが家庭はもとより学校でも教えて来なかったのでしょうか?(かくいう私も子供をもつ親としての責務を果たしているか不安ですが)

学校では労働者の権利は教えても義務は教えているのでしょうかね?

いえ、そんな義務といった小難しいものでなくていいです。働くことの大切さ、面白さといった勤労意欲のようなものですよ♪

どうも先細っていく感じがします。

雇用契約書って江戸時代からあったのをご存知ですか? [労務管理]

「雇用契約書」とは書いておりませんが、江戸時代から雇用契約書(というか身元を保証したものでもありますが。)があったようです。

もちろん、中身は現在のものとは少々違いますが、雇用期間や給料(給金)、制服の支給(「仕着せ」といいます)といったことが記載されていました。

興味深いのが「埒明ける(らちあける)」という言葉です。奉公に出たもの(就職する人)が雇用期間中に、問題を起こしたり、行方をくらました場合は身元を保証した名主や親類が「必ず埒明けます(必ず解決します)」と約束しています。

人格の信用を第一としていた時代だったので、一度、奉公先を逃げ出し、埒が明かずに奉公を辞めた人間は二度と正業にはつけなかったようです。

軽い気持ちで就職する若者が増えています。「身元保証は古い考え方」という人もいますが、「出自」ということではなく、その人個人の「人格」を保証するシステムがあってもいいかなあと感じました。

いずれにしましても、雇用契約書はただ取り交わすのではなく、働くことの大切さも言い含めて取り交わすことが必要ではないでしょうか?
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