雇用契約書って江戸時代からあったのをご存知ですか? [労務管理]

「雇用契約書」とは書いておりませんが、江戸時代から雇用契約書(というか身元を保証したものでもありますが。)があったようです。

もちろん、中身は現在のものとは少々違いますが、雇用期間や給料(給金)、制服の支給(「仕着せ」といいます)といったことが記載されていました。

興味深いのが「埒明ける(らちあける)」という言葉です。奉公に出たもの(就職する人)が雇用期間中に、問題を起こしたり、行方をくらました場合は身元を保証した名主や親類が「必ず埒明けます(必ず解決します)」と約束しています。

人格の信用を第一としていた時代だったので、一度、奉公先を逃げ出し、埒が明かずに奉公を辞めた人間は二度と正業にはつけなかったようです。

軽い気持ちで就職する若者が増えています。「身元保証は古い考え方」という人もいますが、「出自」ということではなく、その人個人の「人格」を保証するシステムがあってもいいかなあと感じました。

いずれにしましても、雇用契約書はただ取り交わすのではなく、働くことの大切さも言い含めて取り交わすことが必要ではないでしょうか?
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