「いじめ、嫌がらせ最多」という見出し記事 [新聞解説]

「いじめ、嫌がらせ最多」という見出しの記事が目に入りました。

ある新聞社の記事ですが、この見出しだけ見ると「世の中、近頃どうなっているのだろう」と感じてしまいます。

この記事は、厚生労働省の「平成23年度の個別労働紛争解決制度状況」という報道発表資料によるもので、労働基準監督署や労働局に寄せられた相談件数の集計内容について書いたものです。

良く読めば、「いじめ、嫌がらせ」は「解雇」についで2番目であり、「最多」というのは、過去からの件数で最多ということです。相談件数は制度の浸透により、年々増加しており「いじめ、嫌がらせ」に限らず他の相談項目でも過去「最多」の結果のものは当然あります。

また、統計の件数はあくまでも相談者サイドの視点によるもので、「いじめ、嫌がらせを受けた」と相談をしても、相談員が会社に事情を聴取したところ、本人の思い込みが強すぎて「いじめ、嫌がらせ」にあたらないということが結構あります。

断定的には言えませんが、左翼よりの新聞に社会不安を煽るような見出しを書くことが多いので、記事本文や数字の隠れた意味も踏まえて物事の本質を見ましょうね。


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