賃金とは [労務管理]

「賃金とは」・・・。いきなり何かと思われそうですが、最近の経営者からのご相談をお聴きしている内に「賃金って何だろう」と改めて考えることが多くなってきました。

労働基準法第11条では賃金は「労働の対償として使用者が労働者に支払うすべてのもの」と定義しています。

では何をして「労働」と呼ぶのでしょうか。使用者との従属関係のもと、その指揮命令下において行われれる生産活動とでもいうのでしょうか。もちろん諸説ありますが、おおよそこのような言葉で説明できます。

賃金はこの労働した時間に対して支払われており、労働時間に正比例して労働によって成果が生み出されという考え方が背景にあると思います。

しかし、成果が労働時間に正比例して生み出されるのは、とりわけ工業生産事業に対してであり、ホワイトカラーの仕事には必ずしも当てはまりません。

このことが、昨今の経営者の悩みになっているようです。つまり、会社に出勤し、定時もしくは残業して会社を退勤する、残業すれば労働者に賃金、時間外手当を支払う、しかし、会社の売り上げは低迷し、利益は上がらない、賃金の現状を維持するのが精いっぱいで、逆に下げたいくらいだが、賃金引き下げは「不利益変更」と呼ばれ法律の枠はめが厳しく、容易に行うことができない、そして、経営は益々厳しくなる、労働者は売り上げることができず、中にはただ会社に出社しているだけという者もいる、どうすれば良いのかというものです。

「労働」とは、電車に乗って会社に来て、「仕事」をして時間が来たら家に帰るという事ではないと思います。

「仕事」をすることが会社の成果に結びつかなければ「労働」ではないと思います。

本日は少々、乱暴なお話になりましたが「労働」の定義をハッキリさせることを国に求めたいと思います。






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