「指示されたことだけでなく、自ら考えて行動できる人材」を育成したいと答えた企業が78%。でも、「それは無理でしょう」と言いたいです。なぜなら [新聞解説]

独立行政法人の「労働政策研究・研修機構」という、例の厚生労働省の役人の天下り先の団体なのですが、そこが実施した調査で、企業が求める人材は「協調型」から「自主行動型」に変わってきたという結果が公表されました。

これまで「チームワークを尊重する人材」の育成を重視していましたが、今後は「指示されたことだけではなく、自ら考えてこうできる人材」を育成したいと考える企業が多くなったようです。

でも、あえて申し上げますと「それは無理です」としか答えようがありません。何故なら「ゆとり教育」で「あせる」「切羽詰る」「追い込まれる」とほとんど無縁で育った若者に「自ら考えて行動しろ」とはとても酷ではないでしょうか。確かに、20代前半に訓練すれば修正も可能ですが、それだけの教育訓練の資金を一企業が投入できるほどの余裕は無いのではないでしょうか。

ではどうすればよいでしょうか。「自ら考えて行動する人材」これは確かに重要です。「育成」するのではなく「探しだす」しかありません。できるだけ多くの人材を面接、採用し、試雇用して「できる人材」だけ本採用して、その他は排出する、この方法が確実です。
しつこいですが、「育成」は無理です。
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