「変われるか。変われないか。」は「生き残るか。生き残れないか。」と同じです。 [品川トピックス]

先日「緊急事態宣言」が39都道府県で解除され、「コロナ禍」というトンネルの先にようやく出口の光が見えてきました。もちろん「第2波」「第3波」が想定され油断禁物ではありますが、「コロナ後」をどうしていくのかが大きなテーマとなっています。

「品川さん、コロナショックで大打撃を受けて、元の状態に戻るのは2、3年かかりそうです。それまで、経営努力で乗り切るので、引き続きご支援ください。」とうれしいお言葉をいただくことがあり、私も何とか協力していこうと思っています。

ところで、よくTVニュースにも流れていますが「元の状態に戻る」ことは本当にあるのでしょうか。私自身、感じるのは「コロナショック」は大きな変化だということです。「リーマンショックどころではない、世界大恐慌レベルだ」ともいわれますが、それどころではないように思います。
例えれば「明治維新」「第2次世界大戦」クラスの大変革だと思うのです。

この二つの事件の後、日本は政治システムや生活、文化、教育等が大きく変わってしまいました。もちろん、働き方もこの時から大きく変わっています。この二つの事件の間隔が75年ほどであれば、ちょうど戦後75年を迎える今年は来るべくしてやってきた、変革の時季と言えるかもしれません。

つまり、先ほどの「元の状態に戻る」ということは期待できないということです。「元の状態に戻る」のをじっと待っていても、意味がないということです。ではどうするか。それは「変わる」しかないということです。「明治維新」「第2次世界大戦」の後、新しい企業や産業が現れたように、今まで思ってもみなかった産業やサービスを生み出す企業が出てくるに違いありません。既存の企業も「変わる」ことが求められるということです。今回の「コロナショック」はそれくらいの事態を世の中に発生させているということを、しっかり認識しておく必要があります。

例えば、私の専門である「労務」であれば、今は「テレワーク」が当たり前のように行われます。今までも当然、一部の企業で行われていましたが「同じ職場でないと意思疎通ができない。」「打合せも相手が目の前にいないとやりにくい。」等から、進展していませんでしたが、「コロナショック」を契機に「テレワーク」の実施が余儀なくされたことから、「なんだ意外とテレワークでも問題なく仕事ができるじゃん。」ということに気づきました。

そして、「コロナショック」を契機に「オフィスは最小限で大丈夫。」「田舎暮らしでも仕事はできる。」など、今後の労働環境や働き方に対する新たな考え方が生まれました。企業としては、こういった動きに対応することができなければ、労働者から「魅力のある職場」「働きやすい」職場とは見られなくなります。

「待つ」のではなく、「変わる」ことが求められるのが、今回の「コロナ後」ではないでしょうか。「変われた企業だけが生き残れる」シビアな世界が待っています。経営者として、覚悟は決めていますか。
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