戦略的労務管理のすすめ24 [品川トピックス]

「どこでも通用する」人事育成を進めるときに注意すべきことがあります。[目]

それは、人事教育において「どこでも通用する」を志向するあまり、自社独特の環境や歴史、そして文化の上に成り立ってきた仕事の進め方を、場合によっては完全に破壊してしまうことがあるということを認識することです。

完全に破壊し、一般的で標準的な進め方を導入することで生産性が向上し、成果が増加するのであればよいのですが、現場が混乱し収益が低下するようであれば本末転倒と言わざるを得ません。[バッド(下向き矢印)]

あくまでも自社の「やり方」と一般的な「やり方」を客観的に分析して、従業員を指導育成することが大切です。

「この仕事は他の会社では最初のこういう手順を踏んで進めていくのだけれど、わが社はこういう事情があるので、一般的先にこの部分を行ってから次にこの仕事をします。」といった感じでしょうか。

要するに一般的な「やり方」が基本ということになります。「何事も基本が大切」です。自社独自の「やり方」も最初は一般的な「やり方」から始まっている筈です。
一般的な「やり方」を進めていく過程で諸事情により、独自の「やり方」に変わってきたと思います。[ハートたち(複数ハート)]

基本がわかっていなければ、独自の「やり方」に変わった経緯を推測することはできません。また、独自の「やり方」が行き詰まったときに修正することが困難になります。

元に戻りますが、「どこでも通用する」を志向することは、独自路線の否定ではないのでお間違えのないように。[わーい(嬉しい顔)]




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